事業紹介

01.児童養護施設の子ども達対象 夢をユメで終わらせない 運営・支援事業
全国には、約607の児童養護施設があり、約32万人の子ども達が虐待や育児放棄(ネグレクト)など様々な理由で家族の元を離れ児童養護施設で生活をしています。また毎年1施設約3.5人、全国で約1800人の子ども達が施設を退所し社会で生きていかなければなりません。
施設出身者の進学率は全国平均約75%に比べ20%に満たないとと言われています。その理由の一つとして進学の費用(自治体によって異なる)や生活費を自分でやりくりしていかなければならないからです。そのため、生きて行く為に夢を諦めざるおえない状況が続いています。
私たちは、「夢をユメで終わらせない」というプロジェクトをやることで、夢が叶う日まで支えあげられる体勢を築いていきたいと考えております。
最後まで関わるところが、今までにない支援だと考えています。
<一部ご紹介>
人を喜ばせる漫画家になる夢を叶えるために学校へ行きたい
児童養護施設で暮らすM•Tちゃんの漫画家になる夢を叶えてあげたい!専門学校に通わせてあげたい! 児童養護施設で生活するM•Tちゃん(高3女子)の「人を喜ばせる漫画家になる夢」を叶えさせるために、プロジェクトがスタートしました。彼女は夢の目標到達点からの逆算ができており、自分に何が必要かが明確にみえております。だからこそ、今回、いくつかある学校の中から東京都にある美術専門学校イラストレーション科を選び、夢への登竜門として行く決意をしました。ですが、公費での援助が難しく、自分自身で学費を支払わなければなりません。だから美術学校のイラストレーション科2年間の学費を私たちメンバーが一丸となり支援をしました。
現在の彼女は
専門学校を無事に卒業して、有名な漫画家のアシスタントを得て、現在大手の出版社で漫画家として活躍をしています。
児童養護施設でみた夢。プロのサックス奏者となる一歩を音大で!
彼女は、幼少時から乳児院(0歳から3歳までの保護機関)で暮らし、その後、児童養護施設で高校まで過ごしました。施設で生活する中で、彼女の人生を変えたのがサックスでした。高校では吹奏楽部に入部して、サックスの腕も人一倍上手くなり、彼女の音楽に対する思いと、人を笑顔にする人柄が評価され部長に選ばれました。もちろん高校卒業後は、音大へ行くと決めていたのですが、お金などの理由から音大に行くことを諦めたのです。その後、高校を卒業と同時に施設も卒園しました。社会人となりスーパーの事務仕事をする中でも、彼女の心から、音大へ行きプロのサックス奏者になりたい!という夢が消えることはありませんでした。彼女の思いが私たちメンバーの心に響き彼女のサポートをすることになりました。
現在の彼女は
無事、音大へ合格してプロのサックス奏者への道を歩んでいます。
Where’s your “dreams”
児童養護施設出身の高橋万里くんの思い、それは『全国の児童養護施設をまわり、子ども達にダンスで声を聞く活動をしたい』でした。

プロジェクトの内容は、児童養護施設に訪問し子ども達をホールに集め、誰にでもできる簡単なダンスの振り付けを行いながら、自己表現の手段の1つを身につけさせます。 そしてホワイトボードを活用して、今踊ったダンスはスポーツではなくアートだということを伝え、多くの子ども達にもの事に対して正解がないことや、この正解がないものを追求することは、自分自身と向き合う事や人生について考えるヒントだということを伝えていくプロジェクトです。私たちメンバーはこの活動に全面的に支援をしています。
現在の彼は
彼の活動を受け入れてくれる施設を周り、多くの子ども達に彼なりの思想を伝えました。現在はプロのダンサーとしての夢を叶え、多くの方々に笑顔を提供しています。
児童養護施設でみた夢をもう一度 【声優の専門学校に通いたい】
幼少期から児童養護施設で生活していた関根ひろみちゃんが私たちち出会った時にこう告げました。「わたしは声優になる夢を叶え、私と同じ環境下にいる子ども達の光となる」と、大人の事情で4度も児童養護施設を転々とした彼女が掲げるのが、『辛くても、悲しくても、裏切られても、私は負けない。だってこれが私だからThis is me』です。私たちは彼女の思いに共感し、学費の援助とプロの声優になる夢を叶えるためのサポートをしております。
現在の彼女は
声優の学校へ通いスキルを習得、現在はラジオのパーソナリティやキャラクターの声優として広く活躍しています。
02.児童養護施設 冒険教育キャンプ 事業
毎年、関東の児童養護施設の子ども達を対象とした冒険教育キャンプを開催しています。主に子ども達のレジリエンスを育てるための教育となります。レジリエンスとは、主に『生きる力』という意味合いがあり、困難から逃げるのではなく、困難を自らの力によって乗り越えることにより、充実感や達成感を得て欲しいという狙いがある事業となります。

冒険教育のプログラムの中には、あえて困難を想定した場面をいくつか用意しています。この冒険教育のプログラムを考えてるのが、世界33カ国に220の拠点をもつ冒険教育機関、公益財団法人日本アウトワード・バンド協会のディレクターを務めていた河合宗寛氏です。だからこそ安全安心を配慮したプログラム構成となっています。また子どもだけのプログラムだけでなく、同行する現場職員も一緒に成長できる内容となっております。現在も多くの施設からリピートされている冒険教育キャンプです。

03.児童養護施設職員対象 ユース相談窓口 事業
児童養護施設の職員を対象としたユース相談窓口事業とは、児童養護施設を卒園した若者(ユース)が困難に直面した時や、施設では解決ができない問題などを相談にのる専用窓口となります。

※今年度の受付は、相談件数が多いため終了致しました。
04.児童養護施設情報普及活動 事業
児童養護施設(全国607施設)を卒園する約2500名の若者に対し、適切に支援が行き届くための窓口の設置や、寄付を集う仕組みをつくるためのパブリック・リレーションズの活動を行っています。また職員とユースが繋がるためのアプリケーション研究開発や、ネットワークを利用しての閉鎖的な児童養護施設の情報がどのような形態なら普及するのか等の研究も行なっています。そして、平成29年度から開始された児童の行動測定を予知・数値化するためのAI開発事業を関東の児童養護施設9施設に協力していただき共同研究を行なっています。
05.児童養護施設の卒園後の実態調査と啓蒙活動 事業
「児童養護施設の卒園後の実態」をテーマに児童養護施設を卒園した若者にインタビューをしてその後の実態について話しを伺っています。また啓蒙活動の一環としてS N Sを活用してユースの声を発信できる場の提供を児童養護施設に関連する第三セクターと共に研究開発しています。
今あなたにできることがあります。
あなたの行動が未来を変えるきっかけとなります。